「また何もできなかった」で終わらない。私のための、季節を楽しむ「冬支度」手帖

生活系

ふとカレンダーをめくると、今年も残りわずか。「結局、何も季節らしいことをしなかったな…」と、胸の奥が少しだけチクリと痛む。そんな漠然とした焦りを感じていませんか?

その気持ち、痛いほど分かります。

結論から言います。あなたが求めているのは、完璧な「行事の準備」ではなく、日常に彩りを添える、ささやかな「季節の支度」です。

この記事は、忙しい毎日を送るあなたが、無理なく、心から「季節を楽しめた」と実感できる、小さなアイデアとヒントを集めた、あなたのための手帖です。


[著者情報]

この記事を書いた人

井上 ともこ (いのうえ ともこ)
暮らし研究家 / 2児の母

主婦向け雑誌などで読者モデルとして活躍後、暮らしのアイデアを発信するインスタグラマーに転身し、フォロワー10万人を獲得。「頑張らない、でも賢く暮らす」をテーマにした投稿が人気。「家事は楽しんだもの勝ち!」がモットー。


「丁寧な暮らし」の呪い、かかっていませんか?

暮らし研究家の井上ともこです。毎日お疲れ様です!気づけばカレンダーも残りわずか。「今年もあっという間だったな…」なんて、少しだけ寂しい気持ちになっていませんか?分かります、私も毎年そうですから(笑)。

SNSで見るお洒落なクリスマス、手の込んだおせち…。素敵だけれど、あれを全部やろうとしたら、楽しむ前に疲れ果ててしまいますよね。いつの間にか、「季節の行事」が「やらなければならないタスク」になっていませんか?

「丁寧な暮らし」とは、完璧にこなすことではありません。むしろ、今の自分にとって本当に心地よいものだけを選ぶ、勇気のことなんです。

結論:楽しむコツは「準備」ではなく「支度」。五感で味わう冬の楽しみ方

季節の行事と聞くと、私たちはつい「準備しなきゃ」と身構えてしまいます。この心理的障壁こそが、楽しむ気持ちを遠ざけているのかもしれません。

だから、この記事では「準備」という言葉を、ほんの少しだけ「支度」と言い換えてみませんか?「準備」はタスクですが、「支度」はどこか心弾む、自分のための時間です。

大切なのは、完璧な結果を目指すことではありません。りんごを煮る甘い香り、ヒイラギの葉の鮮やかな緑、キャンドルの揺れる炎。そのプロセスを五感で味わうことこそが、本当の豊かさなのです。

【テーマ別】今からでも間に合う、私のための「冬支度」アイデア帖

では、具体的にどんな「冬支度」があるでしょう。私が毎年楽しんでいる、簡単で、心が豊かになるアイデアを3つのテーマでご紹介します。

① 食の支度:キッチンに漂う、甘い香り

  • りんごのコンポートを煮る: りんごをいちょう切りにして、お砂糖とお水、お好みでシナモンを加えてコトコト煮るだけ。部屋中に広がる甘い香りは、最高のアロマです。
  • 自家製ジンジャーシロップを作る: 生姜をスライスして、お砂糖とスパイスで煮詰めるだけ。お湯で割れば、体の芯から温まる冬の特製ドリンクの完成です。

② 飾りの支度:日常に、小さなきらめきを

  • 松ぼっくりをガラス瓶に入れる: 公園で拾ってきた松ぼっくりを、ただガラスの瓶に入れるだけ。それだけで、部屋の隅に小さな冬の森が生まれます。
  • ヒイラギを食卓に一輪: クリスマス前に、お花屋さんでヒイラギを一本だけ買ってみませんか。食卓に飾るだけで、ぐっと季節感が増します。

③ 癒やしの支度:自分を慈しむ、静かな時間

  • 冬至の日に、ゆず湯に入る: 日本の昔ながらの美しい習慣です。湯船に浮かぶゆずの爽やかな香りに包まれれば、一年の疲れも溶けていくようです。
  • お気に入りのキャンドルを灯す: 夜、少しだけ照明を落として、キャンドルを灯してみる。揺れる炎を眺める時間は、何よりの瞑想になります。

来年の自分へ。季節の行事を無理なく楽しむための小さな習慣

「今年こそ」と意気込むと、来年また同じことの繰り返しになってしまうかもしれません。大切なのは、無理なく続けられる小さな習慣です。

  • ① カレンダーに「楽しみな予定」を書き込む:
    来年のカレンダーを買ったら、まず「桜を見に行く」「七夕の笹を飾る」など、ぼんやりとした楽しみな予定を書き込んでみましょう。
  • ② 季節の「やりたいことリスト」を3つだけ作る:
    「春になったら」「夏になったら」と、やりたいことを3つだけ手帳にメモしておきます。たくさん書くと、プレッシャーになってしまうので、3つがちょうどいいんです。
  • ③ 季節の変わり目に、引き出しを一つだけ片付ける:
    衣替えのついでに、引き出しを一つだけ。小さな片付けは、新しい季節を迎えるための、心のスイッチになります。

まとめ:丁寧な暮らしは、今日の紅茶一杯から

丁寧な暮らしとは、特別なことではありません。慌ただしい毎日の中で、ほんの少しだけ立ち止まり、季節の光や風を感じる、その心の余裕のこと。自己肯定感は、そんな瞬間を自分で作れた時に、自然と湧き上がってくるものです。

この記事を読み終えたら、まずは一杯、丁寧にお気に入りの紅茶を淹れてみませんか。
それが、あなたの素敵な「冬支度」の始まりです。


[参考文献リスト]

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